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〜香りは惚れ薬?〜 香りのサイエンス No.3
香りが人の本能を司る大脳辺縁系(へんえんけい)に作用するということは前回お話しましたね。では今回は人が本能的に陥る行為の一つ、「恋愛」と香りの関係についてお話します。
古より、人は人の心をひくために香りをまとってきました。女王クレオパトラは、お目当ての王に初めて会う時部屋一面にとっておきの香を焚き染め、まずその香りで王の心をときめかしていました。
動植物が出しているフェロモンという分泌物は異性をひきつけていますが古代ギリシャやインド、中国などでは恋人を魅惑するため、そのフェロモンを使用していたといいます。
最近の香りの研究では、花の香りに異性をひきつける香り分子が次々発見されています。例えば「イランイラン」。
この香り成分の中には性衝動を引き起こすホルモン「テストステロン」に似た物質が多く含まれていると発表されました。そのため、イランイランを嗅ぐと、脳でテストステロンが分泌され、異性にときめいたと勘違いしてしまうのです。
つまり、まず、人は相手にではなく、香りに脳が興奮し、その興奮を「恋」と認識して、恋に陥ると言えます。
かように、恋は香りの引き起こす勘違いから始まるものともいえますね。
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